千葉県佐倉市
今回は千葉県佐倉市である。人口は17万人程度。江戸時代の街並みが残る「小江戸」として有名で、市内には印旛沼という千葉県最大の湖を抱える。首都圏のベッドタウンでありながら、観光的資源があるポテンシャルの高い街である。小江戸ということで前々から佐倉市には行ってみたいと思っていて、本日(2017年11月25日)ついに念願叶って初上陸である。
佐倉の語源を市のウェブサイトから引用しよう。
昔、この地で生産された麻布を、朝廷に献上するための貯蔵庫があったことから、アサクラが転じサクラになったという説と、清い倉があったことから、すがすがしい語源をもつ「さ」という言葉をつけ、「さくら」と呼ぶようになった説などがあります。
どちらにせよ、古くから、この地に人が住み、倉を建て暮らしを営んでいたことが、佐倉という地名からうかがうことができます。
佐倉市の紹介(概要/アクセス/市章/市の木・花/由来/市民憲章) | 千葉県佐倉市公式ウェブサイト
京成佐倉駅そばの観光案内所でレンタサイクルを借りる。電動と普通の2種類があり、クロスバイクやマウンテンバイクはない。全部貸し出し用かはわからないが、普通タイプは2、30台はあったように見えた。普段はクロスバイクだが、レンタサイクルは電動タイプを借りることが多い(電動クロスバイクがあれば最高)。観光は快適にしたいし、ママチャリは乗り慣れていないし、坂があるとキツイからだ。最近は電動タイプを置いてあるレンタサイクル屋が増えており何とも心強い限りである。
とんかつのおかやま食堂で昼食を食べる
昼食を先に済ませて印旛沼に向かうことにする。昼食は食べログの評価が高い「おかやま食堂」に。
とんかつのお店で、店内は一昔前の食堂然としている。畳の小上がりがあって、壁が茶色の木目調で、そしてBGMは付けっ放しのテレビというあれだ。東京近郊にはこんなほっとするお店がまだまだ残っている。青山や表参道にあるようなオシャレで最先端なお店も大好きだが、若い頃はダサいと思っていたこういうお店が近頃やけに恋しい。むしろこういうお店こそ個性があって粋なんじゃないかと思うようになった。年齢とともに嗜好も変わる。
お昼時とあってほぼ満席。地元民と観光客が入り混じり、わいわいと賑やかな活気のある店内だ。この時点で正解を確信する。
食べ応えのある厚めのトンカツ。厚めというより、かなりぶ厚めと言うべき迫力のトンカツ。最近のレア感のあるトンカツではなく、昔ながらのしっかり揚げられたトンカツ。大きく口を開けかぶりつく、肉を頬張るトンカツだ。地元民、観光客問わず愛されるのがよくわかる美味かつボリューム満点のトンカツであった。
ボリューム満点のランチでエネルギーをチャージし終えて、いよいよ印旛沼周遊サイクリングに乗り出す。
印旛沼サイクリング
開けた景色の中を自転車で走るのは楽しい。湖は海と違って風がないので走りやすい。
しかし、印旛沼をレンタサイクルで一周するはずが、道を間違えて一周できず。時間も遅くなり、佐倉の華である小江戸的エリアを散策できず。何しに来たんだ感を覚えつつ、スポーツジムを改造したようなスーパー銭湯に入り、家路に着いた。小江戸エリアでない限り、佐倉は典型的なベッドタウンという印象だ。ファミリー向けと思しきマンションとチェーン店が立ち並ぶ。歴史ある街とはなかなか気づかない。小江戸に行けず消化不良感を残しつつ、しかし、佐倉に来る用事はそうそうないのも事実なので、いつ小江戸を開拓するかが悩ましい。
さて、次はどの市に行こうか。
その他
↑京成佐倉駅前
↑印旛沼近くの農産物直売所
↑直売所で買った葡萄ジュースと落花生。落花生があるのは千葉県らしい。自転車に乗せて走ったため葡萄ジュースが泡立つ。会津野菜だから佐倉と関係はないが、葡萄の甘みと皮の苦味がブレンドされた美味で濃厚なジュース。
↑小江戸のはずれ
↑スポーツジムのようなスーパー銭湯。湯ぱらだいす佐倉
↑餃子を食べた。なぜかラーメンの写真はない。味は記憶にない。
↑夜のJR佐倉駅前
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