全国すべての市を制覇する旅に出た猫

日本にはたくさんの魅力ある市があるにもかかわらず、なかなか探訪する機会がないので、コツコツ全国の市に訪問してみようと思いました。このブログはそんな訪問の記録。

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越谷市

今回降り立ったのは東武伊勢崎線越谷駅である。

 

どこに行くか決めるにあたり、美味しいラーメンを食べようと思い、検索して目星をつけたのが、ここ越谷駅にある「こむぎ」というお店だったのである。

 

食べログ「こむぎ」

https://tabelog.com/saitama/A1102/A110203/11033568/

 

駅前は高層マンションが建ち、スーパーやドラッグストアなど基本的なお店がなんでもそろう生活圏として便利な印象だ。 

 

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目指すラーメン屋は駅から徒歩5分程度、元荒川に近い。

 

ラーメン屋に向かって歩いてみると、駅前こそ再開発された雰囲気だが、今川焼きっぽいお菓子を売るお店や人形店があったりと、歴史を感じさせるお店もちらほら。 

越谷には日光街道の宿場もあったというから、こうした歴史がありそうなお店があるのは不思議ではないのかもしれない。

 

越谷の歴史 解説と写真(古代〜近代) 越谷市公式ホームページ

 

由来は下記のとおりで、確かに平らな低地といった感じだ。

 

市名となっている越谷とは、以前は越ヶ谷と表記されていたが、これは『越の谷』という意味であり、『こし』とは『山地は丘陵地の麓付近』の意であり、『谷』は『低地』の意ではないかといわれています。これは『大宮台地の麓にある低地』を指す地名だとの推測がたてられている。

 

www.aiai-fs.jp

 

越谷市は人口が30万人を超える大都市だ。今回は越谷駅から北越谷駅、そして新越谷駅まで歩いたのだが、新越谷駅もなかなかに開けていて、越谷市の人口の多さが垣間見れる。

 

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越谷駅の駅前

 

 

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新越谷駅の駅前

 

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↑太郎焼というお菓子を発見。ラーメン食べた後に買うとしよう^ ^

 

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↑植木屋という名の人形店

 

お目当てのこむぎに着いたのは13時前。店外に2名の待ち客。あとで気づいたが、なかにも待つための席があり、到着したときは6名前後の待ち客といったところか。

 

今日は気温10度程度と冷える日だったが、これくらいの行列ならさほど待たずに済むだろう。迷うのことなく行列の最後尾に並ぶ。

 

すでに特製つけ麺は品切れ。もとより今日はつけ麺を食べる気はなかったが、1番に売り切れるってことは人気メニューなのだろう。

 

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10分ほど待って、店内入店、食券購入。

 

注文は塩味玉中華そばと塩チャーシューの追加。

醤油はにほんいち醤油のかえしとの説明書きが席にあり、もしや醤油のほうがよかった?と若干気持ちがゆらぐ。

 

さらに待つこと5分で席に着く。ほどなくラーメン登場。

 

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まずはスープを一口。さほどのインパクトはない。まぁ、塩ってあっさりしててインパクトはないよね、って軽く塩をディスるw

 

しかし、この評価は軽率の誹りを免れないものであったろう。

というのも、もう一口スープをすすれば、およっ、魚介の風味が、特に海老の香りがふわっときたぞ、さらにもう一口すすれば、むむむ、こいつは、、、めっちゃ美味いじゃないかぁ!!と、完全にこむぎの塩ラーメンの虜になってしまったからだ。

 

あっさりしているには違いない。しかし、旨味がしっかりつまっているのだ。魚介旨味ラーメンを食べているようだ。塩は藻塩を使用。もっとも私の浅い知識とバカ舌では藻塩にするとどういう効果があるのか全くわからないのだがw、塩のキレというよりはむしろまろやかな感じで、それゆえデリケートな旨味を殺すことなく、旨味を下から支えているような気がする。

 

付言すれば、チャーシューも噛めば噛むほどなかからうまみが出てくるような美味しさであった。

 

半分ほど食べたところで机上の「フルーツ酢」をかけてみよ、と言う。言われたとおりかけてみるが、これまたすごい。ちゃんと旨味を残しつつ味が変化する。全体が何か統合されたような感じだ。すっぱいという感じはない。フルーツ酢ってすごい発想だ。それとも私が知らないだけで、塩ラーメン界では意外にあるものなのか?

 

塩ってなんか物足りないんだよねって思ってしまって、醤油、味噌、豚骨、塩の定番の中ではやや敬遠気味だったが、こむぎの旨味全開塩ラーメンは自分の中ではかなり鮮烈な衝撃を与えるものであった。

 

店を出て、来た道を戻る。太郎焼を買うためにである。

見た感じは今川焼きに近い。玉子とハチミツが入っていて、特許を取得しているとのこと。どの部分で特許を申請したのだろうか。

 

特許太郎焼本舗 古川製作所furukawaexe TAROUYAKI form

 

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↑元荒川で太郎焼を食べる

 

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↑肝心の太郎焼がぼけてるw あんこはたっぷり甘さ控えめ。 

 

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太郎焼を元荒川を散歩しながら食べる。子供の声や鳥の声が時折聞こえる程度で、静かで癒される。ビルもないから空が広い。今日は曇り気味の天気だったが、それでも十分に気持ちが良い。

私は以前足立区に住んでいて、荒川沿いをよく自転車で走っていたが、荒川ほどに人がいない。たまにすれ違う程度である。荒川沿いのサイクリングも気持ちよかったが、こちらのほうがのどかで落ち着ける。

 

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↑ 最近はこんな工事関連器具があるのか。

 

おそらく上流方面だとは思うが、しばらく歩くと神社と寺を発見。まさに隣同士だ。こんなにそばで競合しないのだろうか。

神社は久伊豆神社。お寺は天嶽寺。越谷の「谷」という地名が示すとおり、基本的に低地のはずのこの地域でなぜに「嶽」という文字が使われているのだろうか?

 

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という謎を出しておきながら、進んだのは久伊豆神社のほう(⌒-⌒; )

天嶽寺も寄ればよかったのだが、神社で参拝を終えたときには完全に天嶽寺のことが頭から抜けていたw

 

というのも、この久伊豆神社もなかなかに立派な神社だったからであり、しかも拝殿までの参道が長い。

 

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↑ようやく拝殿に到着

 

久伊豆神社は、創建された年代は不詳だが、平安時代にはすでにあったようで、長い歴史を持つ神社である(Wikipedia久伊豆神社の項目では創建は鎌倉時代とされている*1)。

 

ご創建の年代は不詳ですが、平安時代中期以降には武士団武蔵七党の一である私市党(騎西党)の崇敬も篤く、除災招福の神として武士や庶民の信仰を集めてきました。応仁年間には伊豆国宇佐美の領主である宇佐美三八郎重之が埼玉郡騎西の地を領するところとなり当神社に古刀を奉献し、篤く尊崇したといいます。近世に入ると、徳川将軍家も篤く崇敬し、二代将軍秀忠、三代将軍家光も鷹狩りに際して参拝、休憩したと伝えられています。

 

www.hisaizujinja.jp

 

名前が「クイズ」神社とも読めるな〜と思っていたら、この神社ではないがさいたま市岩槻区の久伊豆神社アメリカ横断ウルトラクイズの会場になったとのこと。私がふっと思いつく程度だ。すでに先人がネタとして活用済みであった。

 

久伊豆神社 (越谷市) - Wikipedia

 

拝殿奥の旧官幣大社南洋神社鎮座跡地遥拝殿の前にはポケモンGO禁止の看板が。アプリを起動させるとどうやらジムになっているようだ(⌒-⌒; )

先日新たなポケモンが投入されたとはいえ、最近はポケモンGO熱は収まっており、ポケモンGOに興じるゲーマーは今日はいなかった。とはいえ、ポケモンGOが流行ったときは大変だったろう。確認はしていないが、ポケモンの巣になったりしていたらそれこそ神社からすればいい迷惑だったにちがいない。

 

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越谷ではイチゴ狩りもできるようだ。越谷駅前には物産館もあり、イチゴジャムも売られていた。にもかかわらず、なぜか私はイチゴジャムは買わずに米菓と越谷ロマンズというお菓子を買ったw

 

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↑左は飼い猫。興味津々

 

越谷駅から北越谷へ、そして越谷駅に戻り、さらに南下して新越谷駅に。なかなかいい運動をした。

 

さて、次はどこに行こうか。

 

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