今回は茅ヶ崎
今回は茅ヶ崎。
この前の大船も自分の人生ゆかりの土地だったが、今回の茅ヶ崎もそうである。
茅ヶ崎は人口20万人を超える特例市である。地名の由来はいくつかあるようだが、海岸にチガヤがたくさん茂っていて、砂州が岬になっていたからというのがその一つである。
私の茅ヶ崎の思い出
私は幼稚園で二年間+小学校1年の合計3年間を茅ヶ崎で過ごした。約30年前のことである。
今でこそ茅ヶ崎はサザンオールスターズやサーフィンといったオシャレタウンとして認知されているが、小学生の私はサザンを知っているわけでもなく、それに当時はそこまでサザンゆかりの街として茅ヶ崎も売り出していなかっただろうから、一時期とはいえ、自分がオシャレタウンで育ったという感じはしない。
お店に関する当時の記憶といえば、母親に連れられて行ったイトーヨーカドーとダイクマくらいである。子供の生活圏などおよそそんなものであろう。
イタリアンでランチを食べる
茅ヶ崎駅に来たのは約30年ぶりである。
南口の前を歩けば、オシャレで美味しそうなレストランが並んでいる。
はじめに行こうと思っていたこちらのお店は予約で一杯で断念。
食べログ、シェ・ヒャクタケ
https://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140406/14003805/
歩いて3分ほどのこちらのイタリアンに変更。こちらも混んでいたが、幸いカウンター席が空いていた。
食べログ、パリエッタ
https://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140406/14042144/
オシャレな店内に適度のガヤガヤ感。席に着いたお客さんが楽しそうにしている。いい店の予感がする。
頼んだのは猪のタリアテッレのコース。
前菜の盛り合わせ。けっこうな品数。個々のメニューの名前は忘れてしまったが、どれも美味しい。鯖のマリネやリエットのような動物性タンパク質の料理も美味しいが、けっこう野菜が美味しかったりする。どこの野菜だろうか。三浦も近いから、案外三浦野菜だったりするのだろうか。
自分は猪のタリアテッレを食べ、相方から穴子のグリルを分けてもらう。タリアテッレは卵の練りこまれた麺が上手い。穴子は本当は方々だったのだが、今日は方々がもうないらしく、穴子となったのだが、香ばしく焼き上げれらた身にビーツのソースがよく合う。店員さん曰く、穴子には根菜のソースが合うそうだが、その言葉に偽りはなかった。付け合わせの野菜が相変わらず美味い。
多少オペレーションに難があるのか料理がサーブされるのに時間がかかる気がするのでそこが改善されるとさらに良くなるのにと思いつつも、ここは茅ヶ崎に来たときに訪れるべきお店として推薦できる。
茅ヶ崎の地形
腹が満たされたので、街を散策するとしよう。
茅ヶ崎駅前には観光案内所があって、ことりっぷ茅ヶ崎版が無料でもらえる。私が行ったときにはすでに全て借りられた後だったが、5台ほどレンタサイクルもある。
地図を開いて地名を見る。幼少期の記憶からして、茅ヶ崎は平地というイメージがあったが、名前から推測するに高地や窪地を連想させる地名が多い。松ヶ丘や旭ヶ丘、十間坂など。
ランチ後、コミュニティバスで海に向かう。丘のつく地名をバスが通るが、さほどの高低差は感じない。もっとも物理的な高低差はさほどなくても地元の人だからこそわかるわずかな違いもある。以前のブログにも書いたとおり、物理的な高低差はあまりなくともわずかな窪地であれば、雨の日にそこに水がたまり、地元の人がそこに窪地があることを認識し、それにちなんだ地名をつけたりする。
実際に国土地理院のウェブサイトで地形図を見ると、確かに丘や坂のつく地名の周辺はやや高地になっているように見える。
正解は調べてみないとわからないが、全国の市を制覇する目的を掲げ、地名に関する本を読んだりしただけでも、地図を見る楽しみが増えた。
↑ 海の近くに引退した(?)コミュニティバスが展示されていた
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海岸を歩く
海に着く。左手には江ノ島、正面には烏帽子岩、右手には伊豆半島が見える。天気が良ければ富士山も見えるだろう。
海水を浴びるにはかなり肌寒い気温だったが、海はとても気持ちがいい。
西に向かって歩く。砂浜は足を取られて歩きにくいが、とはいえ、何歳になっても砂浜を歩くのは気持ちがいい。普段ビルに囲まれた暮らしをしていると、遮るもののない大海原というのはとても爽快である。海は楽しい。
↑ マンホールに烏帽子岩
↑ 願いが詰め込まれすぎなんじゃないかと思われるモニュメント。モニュメントも荷が重かろう
茅ヶ崎に住んでいた頃は海に近い借家だったので、よく海岸で遊んでいた。当時の記憶はおぼろげであるが、地曳き網イベントもあったことを覚えている。そのときはたくさんのシラスが取れた。シラスは湘南名物。そもそもなんのイベントで地曳き網をやったのかまるっきり記憶がないのだが、シラスがたくさん取れるとはさすがは湘南の海である。得物のシラスをたくさん家に持ち帰ったが、美味しいとは思ったものの子供にはそこまでテンションの上がるものではなく、なんかちっちゃい魚がたくさん取れたなぁ、くらいの記憶しか残っていない。
今なら取れたてシラスを食べられるなんて、これ以上の幸せはあるだろうかと声を上げて喜んであろうに、子供とはつくづく罪な生き物である。
そんな回想をしながらしばし歩くと、サザンビーチの近くのカフェがあった。こじんまりとしたカフェでテラスもある。今日の気温ではテラスは寒いので店内にしたが、店内からもオーシャンビューという絶好のロケーション。私はフォカッチャ、相方はワッフルを食べたが、ロケーション頼みかと思いきや、けっこうちゃんと美味しい。オシャレな内装、最高の眺め、美味しいご飯、三拍子揃ったカフェだった。
日帰り温泉施設
茅ヶ崎駅周辺には日帰り温泉施設が二ヶ所あり、いずれも駅前から無料送迎バスが運行されている。
そのうちの一軒で歩いて疲れた身体を癒す。
軽く食事を食べて帰路につく。
今日のお土産
さて、 今日のお土産は茅ヶ崎駅南口で見つけたオシャレなパン屋さんで買ったパン。こんなパンまで買えるなんて、茅ヶ崎は本当にオシャレな街であった。
今日のブログで何回オシャレという言葉を使ったことだろう。他の言葉が思い浮かばない自分の語彙の少なさもあろうが、とはいえ確かに茅ヶ崎はとてもオシャレな街だったのである。
さて、次はどこへ行こうか。
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