全国すべての市を制覇する旅に出た猫

日本にはたくさんの魅力ある市があるにもかかわらず、なかなか探訪する機会がないので、コツコツ全国の市に訪問してみようと思いました。このブログはそんな訪問の記録。

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温泉天国〜山梨県山梨市訪問(2017年10月7日)〜

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山梨県山梨市を訪れる

今回は山梨県山梨市。なぜにここに来たかといえば、同市にある「はやぶさ温泉」に行きたかったから。季節の変わり目のせいもあってか、なかなか疲れがたまっていたので温泉に無性に入りたかったのである。

 

山梨 源泉掛け流し 日帰り入浴 | はやぶさ温泉

 

山梨市。人口は約36000人。市は一般的に人口50000人以上が基準だから、その意味で規模としてはかなり小ぶりなほうだ。

本日下車したのはJR中央線山梨市駅だが、なるほど、駅前の印象からしてさほど大きな街という様子はない。山梨県と同じ「山梨」という名前を冠しているからもっと大きな街かと思っていた。

 

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 ↑かわいいイラスト付き

 

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↑駅前

 

ちなみに山梨市駅という「市」を冠した駅名はウィキペディアで調べたら全国で40箇所程度はあるようだ。全国の駅の数が約9250駅なので珍しいには珍しいだろうが、自分で想像していたよりは数が多かった。

 

市駅 - Wikipedia

 

市名の由来が山梨県の山梨と同じとすれば、バラ科ナシ属の「ヤマナシ」が多いことが由来という説*1が有力説としてある一方、ウィキペディアは、「巷間に通説だとして流布している「山梨の由来はヤマナシ(山梨)の木が多かったから」というものはいささか単純すぎるものであり、語源としては「山ならす(山平らす)」が「やまなし」へと転化してゆき、それに好字としての「梨」の字を当てたと見るのが有力である*2」と説明する。

で、肝心の山梨県がどの説を採用しているかといえば、両論併記で諸説あるとしている*3

 

「やまなし」の由来は、くだもののヤマナシがたくさんとれたから、山をならして平地にした「山ならし」からきているなどたくさんの説があります。

 

諸説あるのは事実であるが、両論併記は公務員の公平性を重んじる性格を表すようでどこかおもしろい。

 

はやぶさ温泉への道中

とにもかくにも今日山梨市に来たのは「はやぶさ温泉」に入るためだ。山梨市にはもう一つ「ほったらかし温泉」というめちゃめちゃ有名な立ち寄り湯があるのだが、はやぶさ温泉もなかなかよさそうだったので、あえてこちらに行ってみた。結論から言えば、はやぶさ温泉もとてもいい温泉であった。

 

駅から温泉までは6キロ弱。クルマなら10分程度、徒歩なら1時間といったところだ。近くまでいくバスもあるが、残念ながらタイミングが悪く1時間以上待たなければならない状況。さりとてタクシーも味気ない。というわけで散策も兼ねて歩いていくことにした。

 

そもそもさして大きい街でもない。歩いてみたところでそれほどいろいろなものがあるわけでもないが、それでもやはり歩いてみれば何かはあるもので、オシャレな酒造&カフェや由緒正しき神社に巡り会えた。

 

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笛吹川

  

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↑大井俣窪八幡神社。とても荘厳な雰囲気。859年以来、1000年を超える歴史を持つ神社。

 

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↑閉店時間を過ぎていたため寄れなかったカフェ。酒造がやっているのでもちろんお酒も飲める。入り口から中を覗いたが洗練された感じに改装されており、開店中に来れなかったことが激しく悔やまれる。

 

山梨のちいさな酒蔵 養老酒造&酒蔵櫂

 

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↑紛らわしい校名。山梨市なのに「岩手」小学校。創立以来「まぎらわしい」と何度も突っ込まれてきたことだろう。

 

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↑立派なイチョウの木。石碑が立っていたので有名なイチョウと思われる。

 

はやぶさ温泉

1時間歩いてはやぶさ温泉に到着。1日の合計で1時間歩くことはあろうが、1時間歩き続けることは最近していなかった。日頃の仕事で蓄えた疲れと運動した心地よい疲労感、温泉に入るべき絶好のコンディションだ。温泉の効能にはたいてい「疲労回復」が含まれているものだから。

 

入浴料600円にレンタルタオルセット200円を加えて計800円をフロントで払う。

 

この日はやぶさ温泉に着いたのは18時前。スーパー銭湯というわけではないし、場所も場所、それほど混んでないだろうと予想していたが、ところがどっこい、なかなかの盛況ぶりだ。それも地元含有率が高いように見受けられる。

完全なる地元感。温泉の枠を超えた地元民の憩いの場。風呂場では地元民と思しき高齢者が来たる衆議院選挙の地元議員について話に花を咲かせ、広間ではこれまた地元民と思しき方々10名以上が宴会を繰り広げていた。地元に愛され、地元からしても近所の人に会える集いの場なのだろう。

  

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はやぶさ温泉到着

 

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 さあ、自分も服を脱いで、早速風呂に入るとしよう。

 

湯に浸かってみる。源泉掛け流しで、温度は肌感覚で40度くらいだろうか。江戸っ子でない私は熱いお湯が苦手。だからこれくらいの温度のほうがちょうどよい。すぐに肩まで疲れる。東京の下町の銭湯では熱すぎて肩まで浸かれないこともしばしば。加水するのも気がひけるし。そんな私にとってはこれくらいの温度がありがたいのだ。

 

温泉が身体に染み渡り、疲れがほぐされ消えていくようだ。は〜っていうため息とも喘ぎともいえぬ声が自然と口から漏れる。はやぶさ温泉と書いて、「至福」と読むと言ったところか。

 

来てよかった。。。

 

そもそもここはシャワーのお湯まで温泉な。お湯を出すとほのかに硫黄の香りが漂う。湯量が豊富なのであろう、温泉の使い方がなんとも贅沢ではないか。もっとも私の使ったシャワーの湯量は少なく水を足さないといけなかったのではあるが。

 

美肌の湯を名乗るだけあって、湯に浸かっている最中に肌が瑞々しくなっていった。男だから美肌への執着はないものの、肌がもちもちしていくのは温泉の効能を目に見えて感じるようで、なかなか楽しいものである。

 

飯を食べる

はやぶさ温泉では併設の大広間と食堂でご飯を食べられる。大広間はこぶりの宴会場といったところで、実際地元の人と思しき方々が宴会を繰り広げていた。宴会したり、飯食ったり、テレビ見てくつろいだり、各自めいめいがそれぞれの時間を満喫している。みんなそれぞれこの瞬間にそれぞれの幸せを楽しんでるんだなーっていう温かな雰囲気が充満した心地よい空間であった。もちろん私も幸せを感じていた一人であった。

 

はやぶさ温泉は、温泉好きには是非進めたい素晴らしい場所であった。ほったらかし温泉にも行きたいし、山梨市は温泉満足度が高い温泉天国といえるだろう。

 

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↑温泉水を売っている。おいしい 

 

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↑そばセット、五目串、映ってないけど豚の角煮。

 

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↑館内のなぞのマスコット

 

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山梨市もなんとも楽しい場所であった。さて、次はどこへ行こうか。

 

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