今回は東京都立川市
今回は東京都立川市。2017年6月1日現在で、人口は182,869人である。
平成29年度住民基本台帳登録の町丁別人口(4月分から30年3月分まで) | 立川市
立川市のウェブサイトによると、立川の地名の由来は諸説あるらしい。
立川市の名前の由来について、『立川の地名』(立川市教育委員会)には、国府の前を東西方向に流れる多摩川を日の経(たて)の川と呼んだとすることに由来する、たてかわ説
普済寺に館(たち)があったことに由来する、館(たち)川説
多摩川の早い瀬に由来する湍川(たぎちかわ)説
経(たて)の川は東にある川であるとする東の川説
立川氏が居住していたことに由来する立川氏説
など様々な説が紹介されています。しかし、いずれの説も確証に欠け正しいことは分かっておりません。
伊勢丹や高島屋、その他商業施設が立ち並ぶ東京西部を代表する中核的な市である。東京東部に住んでいるとなかなか訪れることはないが、駅前の発展ぶりにはなかなか驚かされる。
折しも東京都議選で、立川駅前に小池百合子氏が応援演説に来ており、人だかりが出来ていた。
築地市場の移転問題はまさに築地と晴海の両方の顔を立て、選挙で勝つことを最優先した政治的結論で、到底実現可能性なんて何一つ考慮されていないものであった。小池氏と都民ファーストへの期待感は萎んだが、とはいえ自民党は不祥事続き、民進党は頼りない。間接民主主義の欠点は立候補した人しか選べないことにある。現状に閉塞感を感じるが、立候補者に現状打破を期待できない場合、どうしても過激な発言をする異端視や英雄の登場を待望してしまう。その危うい願望は民主主義への信頼度を低下させてしまうおそれがあるのではないか。
昼ごはんのラーメン
さて、立川市に話を戻そう。
昼ごはんはラーメン屋の「鏡花」だ。有名なラーメン屋で、内装がシックでとてもおしゃれ。こちらのお店には過去も何度か訪れていて醤油ラーメンは経験済みなので、今回はまだ食べたことのないつけ麺にした。
- ジャンル:ラーメン
- 住所: 立川市柴崎町2-12-20
- このお店を含むブログを見る |
- (写真提供:鉄人32号)
- 鏡花をぐるなびで見る | 立川のラーメンをぐるなびで見る
普通の醤油ラーメンもたまり醤油の甘みが効いているが、つけ麺も同様にたまり醤油の甘みが主張している。香味油には少しラー油っぽさを感じる。具もしかりだが、とても丁寧な仕事ぶりが伝わる上品なラーメンだ。ラーメンを照らすためだけの卓上照明があったり、店員さんが椅子をひいてくれたり、ラーメン屋らしからぬサービスである。
↑立川を代表する鏡花のラーメンは実食の価値あり
玉川上水から立川駅まで南下
立川市をぶらぶらするために、多摩モノレールで北上し、玉川上水駅から芋窪街道を南下して立川駅を目指す。ほぼモノレールに沿って歩く感じである。
道中特にめぼしいものがあるわけではないが、駅前はかなりの発展ぶりを見せる立川も、ちょっと足を伸ばせば多摩丘陵ののどかな雰囲気を味わえる。立川駅に近づくにつれて、ららぽーとがあったり、IKEAがあったり、商業都市の顔をのぞかせるようになる。
↑玉川上水。
↑玉川上水付近ののどかな風景
↑立川駅までの道中
↑タチヒビーチとはなんぞや?と思ったが(タヒチではない)、正解はバーベキュー会場であった。最寄駅はモノレールの「立飛駅」。だから「たちひ」。ちなみに立飛の由来は、ここにある企業「(株)立飛ホールディングス」であり、同社の「立飛」は旧名の「立川飛行機(株)」に由来する*1。周りが物流拠点だったりするから、リゾートライフは少しおおげさか。。。
おしゃれカフェ多し
駅に戻り「一六珈琲店」というカフェに寄る。こちらのブログでオススメされていたカフェである。
joshiriki-sweets.hatenablog.com
ブログ記事でもわかるとおり、立川にはけっこうおしゃれカフェがある。
一六珈琲店を訪れたのは14時過ぎで店内はほぼ満席だったが、運良く一席空いていた。小さなお店でカウンターは少し窮屈だ。
メニューを見ると、様々な豆やブランドが並ぶ。食事やスイーツのメニューも豊富で、店内の雰囲気も店員さんの接客ぶりもいいから、なるほど人気が出るのもよくわかる。
↑豆は「ルワンダ」。あっさりした苦味で飲みやすい。スイーツはジャージー牛乳のアイスで濃厚な甘さ。コーヒーとの相性が抜群
ラーメンの次はうどんを。そして讃岐DNAのぼやき
一六珈琲店のそばに約1ヶ月前にオープンした讃岐うどん屋が。ミシュランのビブグルマンを得た「神田一福」で修行した人がオープンしたお店で、「香川一福 立川店」。今日のランチはラーメンだったが、せっかくだし食べてみることにした。
ちなみに私は両親がともに香川県出身である。私自身は横浜育ちだが、香川の祖父母の家に帰省したときに讃岐うどんを食べているから、普通の人に比べると讃岐うどん経験値がわずかながらに高い。香川在住の私の叔父がいりこ出汁でなければ讃岐うどんと認めないと放言するのを聞いてきたせいか、私も讃岐うどんを名乗りながら、いりこが弱い出汁に出会うとかなりがっかりする。卓上に置かれた瞬間にいりこの香りが立ちのぼらない讃岐うどんはニセモノだと思っている。
実際、鰹出汁ベースの讃岐うどんもあるが、全体としてはいりこ出汁が多数派であるから、叔父と私の好みはあながち独断と偏見とばかりはいえないと私は勝手に思っている。
讃岐うどんを名乗りながらいりこが効いていないお店は多い。ではあるものの、普通に美味しいうどん屋も多い。そういうお店には讃岐うどんを名乗っていただきたくない。インチキだと糾弾したいのではない。むしろ逆だ。
讃岐うどん=いりこ出汁と思っている人は少なくない(たぶん)。そういう人は讃岐うどん、というと、やれいりこ出汁だカツオはダメだと喚きだす。素直でないのである。讃岐うどんを名乗っていなければ美味しいうどんだ、で済むのに、讃岐うどんを名乗ったばかりに、こんなの讃岐うどんじゃないとイチャモンを付ける。
美味しいうどん屋はわざわざ讃岐の名を冠さずとも十分美味いのである。世の中にはこういう私のようなめんどくさい輩がいることを覚えておいてほしい。もっとも悔い改めるべきはお店ではなく、われわれだ、という指摘もあり得ようが。
と、長々と書いたのは一福はいりこよりもカツオが前面に来たからだ。ベースはいりこだと思うが、こだわっていろいろな出汁をブレンドしたぶん、いりこ力は弱いと言わざるを得ない。あと麺にコシはなかった。まだオープンして一ヶ月も経っていないようだから、今後よくなっていくのかもしれない。
諏訪神社でお参りして締める
最後に立川駅から10分ほどのところにある諏訪神社にお参りして立川市めぐりは終了。木々に囲まれた諏訪神社は街中に建っているのを忘れるほどの静けさであった。
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