全国すべての市を制覇する旅に出た猫

日本にはたくさんの魅力ある市があるにもかかわらず、なかなか探訪する機会がないので、コツコツ全国の市に訪問してみようと思いました。このブログはそんな訪問の記録。

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15年前の味、いまだ健在なり〜武蔵野市訪問(2017年5月27日)〜

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思い出の武蔵野市・吉祥寺 

今回は東京都武蔵野市。住みたい街ランキングで常に上位にランクインする吉祥寺を擁する。井の頭公園という大きな公園もあり、東京23区に属さないが、同格に、いやそれ以上におしゃれ感度で存在感を発揮するエリアである。

 

武蔵野市の人口は143,964人(2017年1月1日現在)で、その地名は明治時代の武蔵野村に由来する。「武蔵野」という平野名は存在せず、万葉集の東歌に登場する「武蔵野」に由来するようだ。また、吉祥寺には「吉祥寺」という寺はなく、それは江戸時代の明暦の大火によって現在の文京区にあった吉祥寺というお寺周辺に住んでいた人たちが焼き出されて武蔵野に移り住み、愛着のある吉祥寺という寺名を地名につけたのである。

 

武蔵野市 - 地名由来辞典

 

東京都・吉祥寺に吉祥寺はなく、なぜ駒込に吉祥寺がある? - 吉祥寺トリビア | マイナビニュース

 

私が大学生の頃に隣接する小金井市に住んでおり、通学途中にある吉祥寺にはよく立ち寄った。グルメ、おしゃれ、自然がコンパクトにまとまったこの街は、同じく通学途中にあった新宿よりもずっと私にとって楽しめる街であったし、当時の彼女とデートなんかもよくしたので、青春の思い出も豊富な街である。もっともデートスポットとして有名な井の頭公園でボートに乗ると公園の神社に祀られている弁財天が嫉妬して恋人を別れさせるという都市伝説があるが、そのせいかどうかわからないが、確かに井の頭公園でデートした当時の彼女とは最終的に別れることになってしまった。

 

閑話休題

 

大学を卒業してからもたまには寄ったが、最近は引っ越して東京東部に住んでいるため、めっきり立ち寄ることが少なくなった。大学在学時によく通ったあの頃から数えて約15年、久しぶりにあの頃に通った店のいくつかに行ってみた。

 

 

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油そばの王、ぶぶか

一店目がラーメン店の「ぶぶか」。 吉祥寺の有名なラーメン店といえば「ぶぶか」だ。とんこつラーメンも美味いが、ここの名物とはいえば「油そば」。

 

ぶぶか 吉祥寺北口店

食べログ ぶぶか 吉祥寺北口店

 

油そばはスープのないラーメンで、文字通り味の付いた油を麺に和えて食べる、まぜそばの一種である。ウィキペディア情報で恐縮だが、油そばの始まりは昭和30年(1955年)前後までさかのぼる。

 

油そば - Wikipedia

 

ぶぶかのオープンは1995年だから、ぶぶかが油そば発祥のお店というわけではないが、カップ麺にもなったりして、ぶぶかは近年の油そばブームの功労者の一店であると思う。油そばチェーン店の登場により以前に比べると知名度が広がった油そばであるが、ぶぶかはその定着期を支えたお店の代表といえよう。

 

さて、その油そばだが、店には体調が悪い人は食べないでくださいという警告の貼り紙が掲示されている。

 

これだよ、これ。当時からこの貼り紙があった。これまで訪れた街で私が度々ラーメン店に訪れていることが示すとおり、私はラーメンが大好きだ。1000円程度であれほどこだわりが詰まった料理は他に例がない。

 

mtautumn.hatenablog.com

  

mtautumn.hatenablog.com 

mtautumn.hatenablog.com

 

一般的にラーメンは不健康なイメージを持たれている。実際、塩分や脂質は多めだし、栄養素に偏りがあるのは間違いない。どのラーメンを選ぶかによってだいぶ変わるハズだが、まあ、偏見も手伝って健康志向の人はあまりラーメンを食べたがらない。

 

で、私はといえば、食事において健康はまったく気にしない。食事において大事なのは美味しいかどうかであって、健康になるかどうかは評価基準の埒外にある。したがって、ラーメンを食べるときだってまったく健康のことなんて気にしない。いや、むしろ健康のことなんて思い出させてほしくない。それゆえ、健康的なラーメンというのを私は目の敵にしている(大袈裟)。

 

件の油そばであるが、最近のチェーン店は油そばを普通のラーメンよりヘルシーであるとアピールしている。私はその考えが許しがたい。いいのだ、ラーメンで健康になんてならなくても。いや、ラーメンを食べているときに健康なんて余計なことを思い出させるな!とクレームをつけたいほどである(改めて大袈裟)。

 

油そばとは|油そば 東京油組総本店

 

私が足繁く通っていた15年前から、ぶぶかは体調悪い人は控えて下さいという警告を発していたわけだが、今でも油そばの不健康性(!?)をしっかり強調していたわけで、これに私は嬉しさのあまり思わず膝を打ったのである。

 

そう、そのとおり、油そばは健康を意識して食べるラーメンではないのだ。今私は強く主張しておこう、油そばに健康は不要であると。ぶぶかの油そばで育った私に油そばで健康になろうという邪念は微塵もない。

 

で、肝心の味は?というわけだが、やはりぶぶかの油そばは柔なチェーン店の油そばとは格が違う。油が濃い!!味も濃い!!美味い!!クセになる!!

麺を完食後、ライスをどんぶりに投入し、あまさず油そばを堪能したのであった。

 

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↑ ぶぶかの油そば

 

 多奈加亭で大好きなショートケーキを食べる

次は吉祥寺で有名なカフェ、多奈加亭(たなかてい)でお茶をする。まだ小金井市に住んでいた頃によく行ったのだが、私はここのショートケーキがとても好きだったのだ。特にスポンジが美味しい。卵の味がしっかりして、食感もしっとり。

 

吉祥寺 多奈加亭

食べログ 吉祥寺 多奈加亭

 

ぶぶかの油そばは健在であったが、こちらも思い出補正されずにいまだ健在であった。店の雰囲気も当時のままの落ち着いた空間で、15年前と変わったことといえばトイレがウォシュレットになったくらいか。当時からいいカフェであったが、それを維持し続けるのはすごいことだと思う。

 

ショートケーキも相変わらず美味。何度食べてもここのショートケーキは美味しいなぁ、と思う。スポンジが特に本当に美味しい。

 

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↑ 大好きなショートケーキ 

 

ハモニカ横丁で〆る

大学生当時は立ち飲みってしたことなかったのでよく知らなかったのだが、吉祥寺駅前に立ち飲み系の食事処が集まるハモニカ横丁と呼ばれる一角がある。昔からそうなのか記憶にないが、おしゃれで美味しそうなお店が立ち並ぶ。7時にはどのお店も活況で賑わっている。当時からもっと行っておけばよかったと若干の後悔。

 

ローズマリーを効かせたローストチキンが有名なPollo(ポヨ)で、軽く一杯。立ち飲みなので、軽く食べて一杯飲んで、さ、次の店にはしごってことをしても全然大丈夫そうな雰囲気。美味しそうなお店がたくさん並んでいるのだ、はしご酒こそハモニカ横丁の醍醐味だろう。

 

ポヨ

食べログ ポヨ

 

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↑ 店内から駅前を写す

 

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↑ お店と垣間見えるハモニカ横丁の雰囲気

 

というわけで、完全に食レポに終始した武蔵野市吉祥寺であったが、改めて来ても美味そうなお店が多いなぁ、とただただ感心するのであった。

 

 

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