全国すべての市を制覇する旅に出ます

日本にはたくさんの魅力ある市があるにもかかわらず、なかなか探訪する機会がないので、コツコツ全国の市に訪問してみようと思いました。このブログはそんな訪問の記録。

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鶴ヶ島市(2016年12月30日訪問) 〜雨乞の街でカニを買う〜

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市の数は1889年(明治22年)の市制町村制が施行されて以来増加している。39市でスタートし、1945年(昭和20年)10月には205市、1995年(平成7年)4月には663市、そして2014年(平成26年)4月には790市となった。

 

総務省「市町村数の変遷と明治・昭和の大合併の特徴」

http://www.soumu.go.jp/gapei/gapei2.html 

 

そもそもどのような基準を満たせば市になるのだろうか。地方自治法第8条が「市となるべき普通地方公共団体」の要件を以下のとおり定めている。

 

  1. 人口五万以上を有すること。
  2. 当該普通地方公共団体の中心の市街地を形成している区域内に在る戸数が、全戸数の六割以上であること。
  3. 商工業その他の都市的業態に従事する者及びその者と同一世帯に属する者の数が、全人口の六割以上であること。
  4. 前各号に定めるものの外、当該都道府県の条例で定める都市的施設その他の都市としての要件を具えていること。

 

地方自治法

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S22/S22HO067.html#1002000000001000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000 

 

市町村合併などがあれば、人口が要件を満たすようになり、そのため今日まで市が増え続けてきたのだろう。

 

さて、今回訪問した「鶴ヶ島市」は1991年(平成3年)9月に誕生した比較的若い市だ。埼玉県の中部に位置し、小江戸で有名な川越市のお隣さん。人口は2016年11月1日現在で70,009人。

 

市のホームページによると地名の由来は下記のとおり。鶴がいたから鶴ヶ島、非常にシンプルでわかりやすい由来でしかも雅びな名前だ。

 

「地名「鶴ヶ島」発祥の地の周辺は、昔、鶴ヶ島という地名でした。

このあたりは、雷電池方面から流れ出る清水により水田や沼地が広がっており、その中の小高い島状の地にあった相生の松に鶴が巣篭もったことから地名が名付けられたと言われています。

それは太田道灌川越城を築いた(1457年)頃と伝えられています。

この地は、明治22年の合併時に村名に使用されて以来、現在の市名の由来の地としても重要です。」

 

鶴ヶ島市「つるがしまの文化財

http://www.city.tsurugashima.lg.jp/page/page000486.html 

 

さて、スタートは東武東上線若葉駅である。鶴ヶ島駅もある中であえてのこの駅だが、あとで調べてみると若葉駅はお隣の坂戸市に位置するとのこと。港区なのに品川駅のような感じだ。鶴ヶ島駅のほうがやっぱりよかったかなと思いつつも、実際に歩いたり訪れたのは鶴ヶ島市だったので、まぁよしとしよう。

 

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若葉駅。レンガ調のオシャレな外観

 

到着したのは13時前。早速腹ごしらえといきたいところだが、この日は12月30日と日が悪い。チェーン店でもなければ多くのお店が年末年始のお休みに入っている。幸い若葉駅近辺には「ワカバウォーク」という商業施設があり、何かしらランチにありつくことはできそうである。

 

ワカバウォーク

http://www.wakaba-walk.com 

 

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ワカバウォーク。帰り際に撮ったので夕暮れモード

 

スマホで検索してみると、「麺処元気屋」というラーメン屋が空いてるらしい。食べログの評価も高いし、年の瀬にもかかわらず営業してくれているとはなんてありがたいお店なのだろう。砂漠で見つけたオアシスのようだ。ちなみに前回の松戸は「とみ田」であったが、この全市巡りのご飯はラーメン縛りというわけではない。もっともラーメンはとても大好きなので、結果的に訪問することが多くなるかもしれないが(⌒-⌒; )

 

食べログ「麺処元気屋」

https://tabelog.com/saitama/A1103/A110304/11028374/ 

  

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↑元気屋までの道中

 

店の一押しは「台湾まぜそば」とのことなので、お店のオススメに素直に従い、まぜそばを注文。店内には埼玉県産のこだわりの小麦に関する説明がある。そうした記事を読みつつ待つこと数分、まぜそばがやってきた。

 

 

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↑元気屋。オススメは「台湾まぜそば

 

それにしても、名古屋発祥らしい台湾まぜそばは最近都内およびその近郊でもよく見かけるようになった。勤務地近くにあるラーメン屋でも1、2年前からメニューに登場するようになったせいか実際そんなに食べていないのに妙に馴染みがある。

 

実食する。

  

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まぜそば

 

味が濃く上品さとは縁がないとってもジャンキーな味だ。最近はオシャレで上品なラーメン屋が増えたなか、元気屋はB級グルメとしての矜持を保っている。会社のそばにこのラーメン屋があったら、疲れている時に駆け込んでしまうだろう。

台湾まぜそばには追い飯がセットであることが多く、実際追い飯はいいアイデアだ。というのも、普通に麺を食べるとひき肉等の具は残ってしまうことが多い。ご飯とまぜれば具を完食できる。

 

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↑追い飯写真。タレと具を絡めると美味しい

 

続いて行くのは「雷電池」。雷電池と書いて「かんだちいけ」と読む難読地名だ。江戸時代より続く国選択無形民俗文化財および市指定無形文化財に指定される「脚折雨乞」という行事が開催される場所とのこと。家を出発する前にこの事実を知ったのだが、脚折雨乞は4年に一度の開催で、折り悪く今年がその開催年にあたり、次回は2020年のオリンピックイヤーということ。4年後にするかどうか迷ったものの、4年後に覚えているかどうかわからないので、初志貫徹、30日の鶴ヶ島訪問を決行したのである。

 

鶴ヶ島市「脚折雨乞」

http://www.city.tsurugashima.lg.jp/page/page000489.html 

  

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雷電池までの道中

  

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↑富士山が見えた。

 

いざ池に着いてみると意外に小さい池で、公園建設に合わせて人工的に造られた池と言われても納得してしまいそうな大きさである。

 

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雷電池。鯉もいる。

 

雷電池の説明書きを読むと、もともと雷や風を司る大蛇が住んでいた池だが、江戸時代の新田開発により池が開発されて住みにくくなったために大蛇が上州(現在の群馬県)に移ってしまい、それで雨が降らなくなり、雨乞いの儀式をするようになったとのこと。確かにこの大きさでは大蛇は住みにくかろう。

 

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雷電池の説明書き

 

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 ↑説明書きの一部拡大。説明書きができたのが1981年で当時は「町」民と書いてあったのではないか。それが市になったから上書きされたと思われる。 

 

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↑池に隣接した公園で見つけたややマスっぽいクジラの噴水。

 

さてこれからどこへ行くべきか。。。

 

基本的に住宅街なのでそれほど他所からの来訪者を想定している街ではない。さりとて鶴ヶ島市でもっとも有名な観光地(?)と思しき雷電池には来てしまった。

 

と、とぼとぼ歩いているときにふと目に入る「鶴ヶ島鮮魚センター」の文字。することもないしセンターには豈図らんや多くの人がセンターに入っていく。どうやらスーパーのようだ。店の前にも人だかりが。

 

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鶴ヶ島鮮魚センター

 

せっかくなので店に入ってみると、スーパーというより市場、もしくはアメ横のような雰囲気だ。年末の特売でもあるのか多くの人で店内がごった返している。客の熱気もあいまってとても活気のある空間である。

 

鮮魚センターなんだから、ということでまずは鮮魚コーナーに。鶴ヶ島市は内陸県埼玉の市だが、このセンターは魚が豊富で、刺身の盛り合わせや切り身はもちろん、ぶり等の大きめの魚が一尾まるまる、それにタラバガニの姿ボイルなどもたくさん置いてある。はまぐり、ホタテ、ナマコなどもある。

 

カニは久しく食べてないなぁ、食べたいなぁ、と物欲しげにカニを見ていたのを悟られたか、1.1キロ8800円のタラバガニが6000円でいいよ、と店員さんの声。見れば、まだ10代後半と思しき若い男性。しかし、若いとはいえ、ずっとバイトしているのかオマケしてやるよと声を掛けてくるその顔はもはや完全に商人のそれだ。

 

突然の2800円の値下げオファーに心がぐらつく。タラバガニ一杯はブログの写真的にもフォトジェニックだ。ここ久しくカニをしっかり食べていないし、正月だし買っちゃおうかな。。。

 

と散々迷ったものの、こうやってホイホイ買っているからお金がたまらないのだ、しかもさすがに一杯は食べないだろう、と今日は理性が上回り、結局一杯まるまるは買わずにズワイガニのハーフポーションを買うことにした。

 

もっともこれだって当初買う予定じゃなかったことを踏まえれば、節約の達人から怒られそうな買い方ではある(´Д` )6000円が基準値になってしまったから、2380円のハーフポーションがやたらと安く見えたわけで。普段なら2000円超えの商品は高い気分がして買わなかっただろう。

 

鮮魚センターではあるが、肉類も豊富な品揃えでとても楽しい。

  

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↑戦利品。家がそばならもっと買ってしまっていただろう(⌒-⌒; )

 

当初はお隣の坂戸市にある温泉施設にでも行こうかと思っていたのだが、ナマモノを購入したのですぐに家路につく。

 

のだが、若葉駅に向う途中にオシャレなカフェを発見。

 

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↑カフェ ザ 香乃珈 鶴ヶ島

 

https://tabelog.com/saitama/A1103/A110304/11039559/

食べログ

 

どうせ30日だし開いてないだろうと思いきや、意外にも営業中。とはいえ、ナマモノもあるし、、、と閉まっていれば何の葛藤もなく通り過ぎれたものを、しっかりと営業してくれたばかりにしばし通り過ぎるか立ち寄るか迷う。

 

が、歩いて少し疲れていたこともあり、立ち寄ることにした。ロールケーキセットが550円とかなりお値打ちの価格設定。都内でないことを考慮しても十分に安い金額ではないだろうか。

  

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↑ロールケーキセット(写真はロールケーキのみ。これにホットコーヒーがつく)

 

ロールケーキセットでエネルギーを回復し、今度こそ家路につく私であった。

 

さて、今度はどこへ行こうか。

 

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